城町公園
 事務所から三原郵便局・広島銀行三原支店への近道にある児童公園、名前は城町公園 ここにあるシーソーを見るたびに自分の仕事の本質(心得)はこれなんだと思ってしまいます。
 売主さんと買主さん、貸主さんと借主さん この両者が納得しバランスを上手にとって水平になってこそ自分の仕事は成立すると考えています。ここで大切な心得は支点(中心)から左右の距離は均等にする事です。物理的にシーソーは左右どちらか一方の重さが2倍あっても もう一方の重さを中心から2倍の距離にすれ水平になります。10倍の重さでしたら一方の距離を10倍にすれが水平にできます。さらに100倍の重さでしたら100倍の距離で・・・ 10000倍の重さで・・・
 でも、あくまでも物理的ですから現実に1対10000のシーソーは存在できません。そんな歪(いびつ)なシーソーが児童公園にあったら危なくて危険で近寄れません。しかし、困ったことに物理的に存在してしまうので、バーチャルな世界に生きている人間は簡単にそれをしてしまい、10000倍のシーソーで水平を作って、これを仕事と錯覚してしまいます。とても怖いことです。
 中央地所が港町から城町に事務所を移転し、自分自身も本町から城町に住居を移して10年以上、城町町内会の青年部からお誘いがあり、ヤッサ踊りも城町チームに参加しなさいと、ありがたい声をかけていただきました。人とひとの信頼関係は時間と汗がかかるものです。ところがバーチャルな世界では簡単に省略されてしまいます。
 公園にあるシーソーのように1対1の信頼関係の積み重ねが、大切な心得といつも考えて仕事に励んでいます。

シーソー