法定講習  不動産業、弊社の場合は宅地建物取引業 通称 宅建業になります。
  宅建業を行う場合、二つの免許が必要です。会社に与えられる不動産業の免許と不動産の法的知識に精通した宅地建物取引主任者免許です。
  分かり易く運送業に例えるなら運送会社に与えられる業者免許と、トラックを運転するための運転免許です。
  免許には期限がありますから、更新には法定講習の受講が必要です。
  来月には宅建主任者の講習があります。写真は先月に福山ニューキャッスルホテルでありました。宅建業者の講習会です。主に福山、尾道、三原の不動産業者(宅建業者)が受講しています。
 時間は午後2時から小休憩をはさんで、午後4時過ぎでした。今回の講師は柴田龍太郎という弁護士先生でとても歯切れがよく内容がサクサク頭に入る予備校の講師なら人気カリスマ先生といったところでしょうか。
 私は最後列の席で聴講していましたが、マイクなしでもよく声の通るオペラでいうバリトンが効いた声量です。
 なんでも元検事をさえれていたそうで、なるほど言われることに説得力と押しがあるはずです。
 個々の事例の内容もさることながら、自分がこの柴田龍太郎先生に心酔したのは、宅建業者の立ち位置です。
  今までの講師の方は、トラブル事例や裁判事例をあげて、こういう書面の内容をお客から署名捺印をもらっておけば、宅建業者の責任はないとか、この部分でこういう一文を契約書に加筆していれば裁判に勝てるとか、何かと責任逃れか責任回避に聞こえる内容に聞こえていました。
  しかし、今回の柴田龍太郎弁護士先生は流石(さすが)元検事だけあって、未然にトラブルを防ぐために何が必要かを強調されていました。
 裁判の判決では決っして双方が満足して心から判決に従ったのではく、双方に禍根(かこん)が残り精神的には救われない事を経験されているのでしょう。
 宅建業者は、己の利益追及と責任逃れではなく、不動産知識の専門家としてその経験から円滑な不動産取引を行い、社会の繁栄に貢献してほしいという紫田龍太郎先生の願いを心から感じた法定講習会でした。